この度、池田政一先生が経穴主治症総覧を上梓されました。

古典に精通している著者が臨床家の視点で書かれているのことにとても意義があると思います。

各々の経穴（つぼ）は古典ではどの様に紹介されているのか？

名人大家と呼ばれた先生方はどの様に経穴を使い分けて来たのか？等興味深い内容になっています。まさに治療家にとって待望の一冊です。

学者で本を書いている方は大勢います。しかし残念ながら臨床にそぐわない内容になっているケースも見受けられます。

その点この本は日々患者さんの治療に朝から晩まで追われている著者の実体験が集約された内容になっています。

この本を少しずつ紐解きながら、皆様の治療に役立てて参りたいと思いました。