11月22日と23日の２日間、宮城県に行って来ました。「津波の被害を受けた地域に桜の苗木を植えて育て、いづれは東北随所の桜の名所にしよう！」という計画に賛同し、所沢のボーイスカウトの人達と一緒に行動を共にして来ました。仕事の内容は主に桜の苗木の周囲の除草作業でした。宮城県にはボランティア活動と合わせて鍼灸治療の名人である樋口秀吉先生にお会い出来ることも魅力で出掛けて来ました。樋口先生の治療院は東松島町にあり、周囲は津波の被害に合われましが、樋口先生の所は松島独特の地形に助けられ、
運良く被害を免れました。
写真は樋口先生の治療院の2階から撮ったものですが、奥に見える丘の向こうはすぐに海で、治療院の手前に見える道路まで津波が押し寄せて来たそうです。樋口先生も地震による建物の被害には少し合われました。しかし「大きな被害に合われた方々の力になれば」と考え、治療院をボランティアの拠点として提供しご尽力されています。私達も寝泊まりや食事の面倒までみていただきました。夜には被災地のことだけでなく、鍼灸治療についてためになるお話をして頂きました。写真手前は、約３０人分の朝食の準備を建物内だけでは間に合わないので外でも作っている様子です。
被災地の現状を知ると共に、樋口先生の学術の優秀さだけでなく、人としての素晴らしさを感じた2日間でした。