私は歯周病の予防のためにかかりつけの歯科医師であるS先生に定期的に歯の状態をチェックしてもらっています。
今年の2月にチェックしてもらった時に右の下の親不知の状態が思わしくないらしく「しばらくレントゲンを撮っていないので見てみましょう」とのことで撮ってもらいました。2年前の写真と比較すると私が見ても分かるくらい親不知が水平に奥歯の根っこの方に伸びて、そのせいで根っこが痩せ細って周りの組織にダメージを与えているのが分かりました。大学病院の口腔外科で親不知を抜いて
もらい、ダメージによって出来た嚢胞(袋状に出来た組織)と思われるものを取ってもらうよう勧められ、東京医科歯科大学の歯
学部付属病院で診てもらうことにしました。
持参したレントゲン写真を見て「10日間入院してもらって手術を受けてもらいます」と告げられました。後にCTやMRIの検査をしてはっきりしましたが、親不知によって奥歯の根っこだけでなく歯をガードしている顎骨も溶け出して薄くなっていました。
このまま進行してしまうと困るので、夏休みまで先延ばしにしてもらい、入院、手術となりました。幸い手術室で麻酔を担当して下さった先生が長女の友人のお父さんということもあり、リラックスして臨めました。術後に「あごに麻痺やしびれが出るかもしてない」と言われましたが、自分自身に鍼治療をして、不快な症状は全く現れず、今日を迎えることが出来ました。無自覚のうちに早めに対処出来てよかったです。
夏休みを長めに取っていたので海外にでも遊びに行ったと思われた方もいらしたようですが、そのような事情でした。みなさまも予防の意識で健康に向き合っていただければと改めて思いました。